美芳の会
月1回、30分で身体の中から美しくなる女性の為の会「美芳の会」を開催しています。
●スクアレンについて●
●人間の体を構成する細胞|活性スクアレン
~人間の体を構成する細胞~
((『より深くスクアレンの謎を解く』~生命の維持に必要不可欠な物質~)より
近年、食生活の欧米化や自然環境の破壊による大気や水の汚染、仕事や人間関係の複雑化によるストレス過多、車社会の進展による運動量の減少など、体内の必要酸素が足りなくなる要因が増えています。
そこで不足しがちな酸素を補ってやることが健康維持、病気予防の最も効果的な方法といます。
私たちの体は、約60兆個という細胞によって構成されています。
その細胞は絶えず新陳代謝を行い、また分裂しておいくことで新しい細胞を作っています。
この細胞は片時も酸素無くして生きてくことはできません。
そのいい例が呼吸です。
食事は一週間摂らなくても生きていけますが、呼吸は数分間できなければ、死なないまでも重篤な脳障害を引き起こします。
このような極端な例ではなくとも、酸素が欠乏すれば細胞のはたらきが弱くなり、病気にかかる確率が高くなります。
かつて、野口英世博士は、
「人間の病気、体内の痛みというものは、細胞が酸欠で死んでしまうというものは、細胞が酸欠で死んでしまうから起こるものだ。
だからまず酸欠を治すことが大切なのだ。
体内に酸素を送ってやるのは赤血球の中のヘモグロビンである。
だからそのヘモグロビンの代替品を探せ!」
という示唆をされたそうです。
このことは酸素の重要性を示すという点で今日でも生きている言葉です。
ヒトの赤血球の中のヘモグロビンの量は、50歳を超える頃になると25歳頃に比べて実に70%くらいにまで減少するといわれています。
それだけ酸素を摂れなくなってしまうために、病気になったり老化したりしまうのです。
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●スクアレンとは?|活性スクアレン
~スクアレンとは~
スクアレンは本来体内で作られている物質で不飽和炭化水素よりなるものです。
リンパ節や骨髄、副腎、肝臓、皮膚などの免疫担当細胞に多く分布し、生体防衛力を強めます。
また細胞賦活作用や抗酸化作用をはじめ、血流改善作用や皮膚防護作用なお生体にとって有用な多くの調整作用をもっており、生命の維持には必要不可欠な物資です。
スクアレンは、皮下脂肪に最も多く分布しており、その量は性別や年齢によって差があります。
10代後半の女性に最も多く、この時期の女性の肌はスクアレンの恩恵を受けて細胞のはたらきが活発でイキイキとしており、潤いと弾力性に満ちています。
しかしスクアレンは25歳を過ぎると次第に減少し始めます。
化粧品のコマーシャルで「25歳はお肌の曲がり角」とうたわれていたのは、まさにこのスクアレンの挙動に一致します。
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●スクアレンとは<深海ザメ肝臓の主成分スクアレン>
太陽光線が届くのはせいぜい推水深300メートルくらいまでで、500メートルにもなると光合成はできず酸素が生成されません。
深海ザメはこの酸素の少ない深海から海面まで急上昇してきて、酸素を十分に摂って戻っていきます。
酸素が極めて少ない水深300~1,000メートルの海水では、1平方センチメートル当たり0.1トンという強い水圧を受けます。
浮き袋もないのに深海から浮上してきてまた潜っていけるのはこの肝臓が浮き袋の代わりをしているからに他なりません。
またサメは自分でエラの向きを変えることができないために、エラの機能がもともと弱くなっています。
特に深海ザメの場合、酸素の薄い環境下で生息しているためにこのことは重要です。
これを補っているのが肝臓です。
この肝臓の中に酸素が取り込まれ、そのときにスクアレンが「酸素の運び屋」として活躍しているのです。
深海ザメの一種アイザメを例にとると、内臓が体全体の3分の1もあり、その8割が肝臓で占められています。
内臓のほとんどが肝臓というわけです。
そしてその肝臓の大部分がスクアレンから成っています。
超高圧の酸欠環境下で、3億年もしぶとく生き抜いてきた驚異的な生命の秘密が、実はこのスクアレンにあったのです。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<免疫調節作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき
スクアレンの主なはたらきは、酸欠が起こったところに酸素を補い、生体のはたらきの調節を行うところにあります。
このことに関連して次のような特徴的な作用を示すことが分かっています。
~免疫調節作用~
スクアレンには体を防衛する免疫機構の活性化を促進したり、過剰になった免疫を正常化したりする免疫調節のはたらきがあります。
癌については転移と増殖を抑制する作用があり、それが免疫賦活作用に基づくという研究結果が国立がんセンター研究所から発表されて注目されました。
それはかなり前のことでしたその後米国癌学会(1999年、フィラデルフェア)でスクアレンが癌に効くという研究発表が行われ、改めて話題になりました。
サメ肝油の成分であるスクアレンは、辻本博士が先駆けとなって研究した結果明らかにされたものですが、米国癌学会の発表には注目すべきものがあります。
すなわちタバコを吸えば肺癌になりやすいことはよく知られています。
それはダバコ特有のNNK(メチルニトロソアミノピリジルブタノン)という非常に強い発癌物質が関係していますが、スクアレンはその発癌作用を抑制してくれるというのです。
米国癌学会でのもう一つの発表では、難治性癌である膵臓癌にスクアレンが効くということを、ヒトの癌細胞をマウスに移植してその結果を示しています。
癌に関してはその他に腫瘍プロモーター(促進因子)の活性を抑制するという研究結果もあります。
このようなスクアレンの作用は、T細胞(リンパ球)などの免疫担当細胞の活性を高めて抗癌作用を示すことが多くの研究者によって解明されてきました。また最近スクアレンがNK細胞(ナチュラルキラー細胞、リンパ球の一種)を活性化することもわかってきました。
疫学調査では、スクアレンが多く含まれているオリーブ油をサラダ油として大量に摂っているイタリア南部では、オリーブ油摂取量の少ない北部よりも肺癌の死亡率が有意に低いという結果が出ています。
このようにスクアレンは重要なBRM(生体応答調整物質)であり、しかも生体内で作られている物質であることは、生命の神秘というか進化の遺産ともいうべきか、人間や動物の生命にとって大切な物質であることは間違いありません。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<細胞賦活作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~細胞賦活作用~
スクアレンは細胞の代謝を高め、体をイキイキさせます。
このことにより弱った細胞の回復や、傷ついた細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が促進されます。
人間の体は約60兆個の細胞から成り立っており、一つひとつの細胞は細胞膜によって囲まれています。
したがって細胞膜がないと細胞は生きていけません。
この大事な細胞膜の主構成成分がコレステロールで、これはスクアレンから作られていることからも、スクアレンによる細胞賦活作用が容易に理解されます。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<抗酸化作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~抗酸化作用~
スクアレンがリノール酸やオイレン酸の過酸化物生成を抑えることは以前から化学的に明らかにされていました。
また近年キネティックス(動力学―化学物質反応)研究から、スクアレンは紫外線によって発現する一重項酸素(活性酸素のひとつ)を除去する作用をもつことが明らかにされ、そのことよって過酸化脂質の生成を予防することがわかりました。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<血流促進作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~血流促進作用~
血液の循環不全がスクアレンによって改善した例がたくさんあります。
これはスクアレンの摂取によって血球が柔軟性(Flexibility)を増し(赤血球変形能増大とのいう)、気のめぐりが良くなるために循環が改善されるものと考えられています。
スクアレンによって血流が促進されることは、ヒト試験においても証明されています。
●血流改善試験
東京KS研究所
健康成人男子5名(36~71歳)から静脈血を採取し、一定血液量(100µⅼ)のフィルター[MC-FAN(Micro Channel array Flow ANalyser)]通過時間を計測した。
スクアレンは各被験者とも3mlずつ摂取し、フィルター通過時間の計測は摂取前、摂取1時間、2時間後とした。
なお試験前及び試験中の水の摂取は特に制約せず、普通の通りとした
。
その結果スクアレン摂取1時間、2時間後とも、摂取前に比べて通過時間は短縮され、1時間後には差(P<0.10)がみられた。
このことからスクアレン摂取により血流が改善されることがわかった
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●スクアレンの特徴的なはたらき<血中酸素増大作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき
~血中酸素増大作用~
スクアレンが「酸素を運ぶ」ことは語り継がれてきた有名な言葉です。
酸素の不足している状態(呼吸器疾患、喘息、循環不全など)や酸素要求度の高い状態(激しいスポーツ、登山、受験勉強、二日酔いなど)において明らかな改善効果があることが古くから知られていました。
このことは多くの使用事例に基づくもので、スクアレンの作用を示す基本になっています。
今回のこのことを直接示すヒト試験データが独自に得られました。
酸素の吸い込み 効率の悪い呼吸器疾患を抱えた患者の血中酸素分圧が上がるというもので、これはスクアレンの酸素効果を直接示す、世界でもはじめての試験データです。
●血中酸素分圧増大試験
吉林大学第一臨床医院 孔 倹
第一臨床医院へ通院する呼吸器疾患患者5名(男性4、女性1、43~61歳)にスクアレンを摂取せしめ、動脈血を採取し、酸素分圧への影響をみた。
各患者にはスクアレン8カプセルずつを摂取せしめ、1時間および2時間後に採血して、分圧測定器(AGILENT:アメリカ)にて酸素分圧を測定し、摂取前のそれと比較した。
スクアレン摂取1時間および2時間後に、5名の患者の動脈酸素分圧はいずれも上昇し(それぞれ10.0%、25.1%)、
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●スクアレンの特徴的なはたらき<解毒作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~解毒作用~
スクアレンはこれまで述べてきたように、体のいとなみに対して良くはたらくというだけでなく、有害物質を解毒(デトックス)し、排出を促進させる作用があることがわかりました。
人体にはもともとあるていど有害物質を解毒し、排出する仕組みが備わっています。
体内に吸収された科学物質は主として肝臓で代謝・解毒され再び血液やリンパ液で運ばれ排出されます。
分泌物の一部は胆汁などに溶けて便から、そして腎臓を介して尿から汗として皮膚から、さらに呼気から排泄されます。
スクアレンの解毒作用はこれを摂取することによって、BHC(殺虫剤)やテオフィリン(気管支拡張薬)、ストリキニーネ(中枢神経興奮薬)の糞中排泄が高まることが実験的に確かめられたことで示されています。
このようにスクアレンは肝臓や腎臓の細胞を賦活し、解毒の機能を高めてくれるので、大気汚染、水や食物に含まれる有害物質から身を護ることも期待できるのです。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<鎮痛作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~鎮痛作用~
痛みは発痛物質の信号によって起こりますが、スクアレンは副腎皮質ホルモンに変わり、プロスタグランディンやブラディキニン等の発痛物質のはたらきを抑えます。
また酸素供給の増大により関節痛、外傷、火傷、歯痛、虫に刺されたときの痛みをやわらげるはたらきがあります。
特に火傷のときは痛みが止まるばかりでなく、ケロイド跡が残りにくくなります。
またスクアレンは飲用により胃炎、潰瘍等の痛みや炎症の軽減にも役立っています。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<浸透作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~浸透作用~
スクアレンは皮脂線の主成分(8~13%)でもあり親和性に優れ、極めて高い浸透性をもちます。
このことは実際に一滴を皮膚に落して、軽く擦り込めばすぐにサラサラになることから容易に体感できます。
(サラダ油などの脂肪酸との違い一目瞭然)。
皮膚への浸透性が優れているということは、皮膚の潤いを保つと同時に、水虫薬や殺菌剤を使用した場合皮膚内部への浸透を助けるということでもあります。(スクアレンの「ビークル(船に乗せて一挙に運ぶ)効果」)。
この高い浸透性は、飲用の場合でも薬などと一緒に用いるとその効果を高めます。
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●スクアレンの特徴的な働き<放射線障害防御作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~放射線障害防御作用~
スクアレンが放射線障害を防御することは以前から知られており、スクアレンの特徴的な作用のひとつとされています。
マウスにスクアレンを与えると、放射線による障害が予防され、長生きできるというものです。
スクアレンがフリーラジカルや活性酸素を消去して免疫反応を高め、細胞増殖を刺激することによるものとされています。
つい最近肺癌細胞を用いて、スクアレンのDNA損傷修復に対する作用について検討した新潟薬科大学の研究が内外の大きな学会で発表され話題を呼んでいます
●in vitro 試験、
・癌細胞のDNA損傷チェックポイント制御
新潟大学応用生命学 西田浩志、小西徹也
新潟バイオリサーチセンター 池川信夫
癌の放射線治療法や化学療法に対する耐性メカニズムのひとつとして、DNA損傷チェックポイントが挙げられ、チェックポイント活性を制御することで癌治療の効果が高まることがわかっている。
癌細胞の培養培地にスクアレンを添加すると、Wip1と呼ばれる脱リン酸化酵素の発現が誘導された。
このWip1がチェックポイント監視因子であるATM(毛細血管拡張性運動失調症原因遺伝子)のはたらきを抑えた。
このことからスクアレンはWip1の発現を誘導することによりチェックポイント活性を制御し、癌細胞の致死率を上げることがわかった。
この研究は、スクアレンの放射線による細胞損傷修復阻害に対する作用メカニックを解明するための突破口として画期的な研究になりました。
このようなスクアレンの放射能に対する作用は、治療現場でスクアレンの摂取によって、放射線治療で発現する副作用が軽減されるとする、多くの使用事例の作用メカニズムの一端を示しているとみられます。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<皮膚防護作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~皮膚保護作用~
スクアレンは(浸透作用の項)でも述べたように皮脂線を構成する主成分であることから、皮脂線が本来果たすはたらきの主役であることはいうまでもありません。
すなわち皮膚の潤い、ハリ、外界の刺激や侵入物からの防御です。
そのなかでも特にスクアレンの皮膚におけるはたらきとして次のことがわかっています。
スクアレンを、皮脂における貴重な脂溶性抗酸化物質であるビタミンEとコエンザイムQ10(CoQ10)との皮脂中共存下で紫外線にさらすと、ビタミンEとCoQ10がまず分解され、スクアレンは分解されずにそのまま残ります。
つまりスクアレンはビタミンEとCoQ10に護られているということです。
これは皮膚における重要性からみれば、生物反応の合目的性(大切なものを最後まで残す)として理解できます。
その他にもスクアレンには(抗酸化作用の項)でも述べたように一重項酸素(活性酸素のひとつ)を除去することによって、皮膚における脂質の過酸化を防ぎ、皮膚を紫外線から護るはたらきがあることが解明されています。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<殺菌作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~殺菌作用~
スクアレンはよく知られたもうひとつの作用として殺菌作用があります。
真菌や糸状菌、グラム陽性菌などの細菌に対して殺菌効果を示すことが明らかにされています。
またスクアレンはそれ自体が殺菌効果を示すばかりでなく、抗生物質と併用することによって抗生物質の活性を著しく高めるという研究もあります。
このようなスクアレンの殺菌作用は、スクアレンが科学的にテルペンを基本骨格としている(テルペンは天然の殺虫剤として広く知られている)ことからも納得できます。
以上(皮膚保護作用)、上記で述べたスクアレンの皮膚における抗酸化作用や殺菌作用は基本的には皮脂線のはたらきの延長ではありますが、それを超えた皮膚のあらゆるトラブル(肌荒れ、外傷、虫刺され、湿疹、アトピー、日焼け等)に対して防護作用を示すところがスクアレンの優れた点です。
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●スクアレンの特徴的なはたらき<利尿作用>|活性スクアレン
スクアレンの特徴的なはたらき ~利尿作用~
スクアレンには利尿作用があります。
これはスクアレンが鉱質コルチコイド(抗利尿作用)と糖質コルチコイド(利尿作用)のバランスを調整していることによるとされています。
また肝機能が低下すると抗利尿ホルモン(バソプレッシン)の分解が弱まり、体内に水分が貯留しますが、スクアレンにより肝機能が改善されると抗利尿ホルモンは分解され、利尿が起こります。
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●スクアレンの有用性<コレステロールのはたらき>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~コレステロールのはたらき~
スクアレンのはたらきの特徴は「酸素の運び屋」というところにあり、治療剤に対して強力な補助的効果を発揮しますので他の薬剤と併用することでも大きな効果が期待できます。
★コレステロールのはたらき
コレステロールは酢酸がもとになってできる物質です。
酢酸からヒドロキシメチルグリタリル(HMG)CoエンザイムAを経てメバロン酸を形成し、さらにスクアレン、ラノステロールなど経てコレステロールになります。
コレステロールは肝臓内で胆汁酸や性ホルモンを作ったり、細胞膜を作るのに欠かせません。
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●スクアレンの有用性<糖尿病の原因>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~糖尿病の原因~
糖尿病は、
インシュリンというホルモンが不足した場合、
グルカゴンというホルモンが出過ぎる場合、
インシュリンおよびグルカゴンの分泌をコントロールしているソマトスタンチンというホルモンのはたらきが弱っている場合、
副腎皮質ホルモンが不足している場合、
脳下垂体の前葉または後葉ホルモンが不足した場合、などに起きる病気です。
これらのホルモンのいくつかの前段階となっているのがスクアレンであり、そのためにスクアレンは糖尿病に対して有力治療効果をもたらすことが期待されています。
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●スクアレンの有用性<胃疾患へのはたらき>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~胃疾患へのはたらき~
胃潰瘍や胃炎に対しては細胞賦活作用により、傷ついた胃粘膜をすみやかに修復することによって、患部を正常に戻すことが容易に理解されます。
また慢性胃炎に対してスクアレンは、その原因細菌であるヘリコバクターピロリ菌の発育を抑えることによって治癒することが臨床的に確かめられています。
臨床試験
慢性胃炎の治療
国立熱海病院 中島修、黒川香
金沢大学生命科学 池川哲郎
慢性胃炎は日本人に最も多発する疾患のひとつである。
この疾患は慢性の経過を経た後、胃癌に進展するとされている。
その原因については諸説があるが、近年胃粘膜において増殖するヘリコバクターピロリ菌(HP)が主要な原因細菌といわれ、その対策が種々行われているが、その有効性は不明である。
そこで深海ザメの肝臓主要成分であるスクアレンによる慢性胃炎に対する臨床的効果とHPへの影響を検討した。
慢性胃炎と診断された成人25例に対して、スクアレン1日6カプセルを3回に分けて摂取させた。投与期間は6ヶ月とし、その前後で自覚症状の変化、胃内視鏡観察、HPの定量を行い以下の結果を得た。
・自覚症状の改善率ではすべての症状が高率に改善し、特に吐気、嘔吐、腹部の不快感は100%消失した(下図)。
・自覚症状の改善率
また自覚症状消失までに要した日数は嘔吐、心窩部痛ではいずれも2週間以内であった。
・胃内視鏡では6ヶ月後の累積治癒率は92%(23/25例)であった。
HPの消失は全症例で認められた。
また血清抗体価も減少の傾向を示した。
胃癌に進展するといわゆる胃炎の発癌原因としてHPの存在が強く示唆されているが、このHPフリーラジカルを産出し、胃粘膜障害を起こすといわれている。
スクアレンはこのフリーラジカルの分解または不活性化作用を有することが、これまでの研究によって明らかにされている。
今回スクアレンの投与により、胃炎、すなわち胃粘膜障害が改善または消失(治癒)する機序もスクアレンのフリーラジカル消失作用によるものと考えられる。
[結論] スクアレンはHPの発育を抑制し、これらの作用により慢性胃炎および胃潰瘍の改善に最も適した健康食品と言える。
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●スクアレンの有用性<肝疾患へのはたらき>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~肝疾患へのはたらき~
スクアレンが免疫機能を高めることによってB型肝炎に対して治療効果を挙げることは臨床的によく知られています。
その後、中島修先生(元国立熱海病院院長)の研究で、スクアレンは内因性のインターフェロン(β型)を誘起することがわかりました。
さらに中島先生はスクアレンが慢性C型肝炎治療に有用であることを明らかにしました。
ちなみにβインターフェロンが慢性C型肝炎治療に有用であることは、複数の大学病院や医療機関の臨床医によっても確かめられています。
慢性C型肝炎の補完医療
日本血液センター 曽根美好
山王病院内科 中島修
日本統合医学研究会 池川哲郎
慢性C型肝炎治療の第一選択薬はインターフェロンであるが、その有効率は30~40%と低く、C型肝炎ウイルスのりょうやインターフェロンの副作用などのために適応し難い例が多い。
そこで、小柴胡湯、セファランチン、スクアレンを用いて慢性C型肝炎症例に対して治療した結果を報告する。
慢性C型肝炎症例99例を3群に分け、小柴胡湯、セファランチン、スクアレンをそれぞれ50ヶ月間投与し、この間血清トランスアミナーゼ(ALT,AST)、肝線維マーカー(P3P、2型コラーゲン)、HCV(ウイルス性C型肝炎)-RNAを定量した。
この医療後、次の結果を得た。
・各指標はいずれも投与前値と比較し、投与後には有意に低下した(下図)。
しかし群間に有意差は認められなかった。
・有効率(著効+有効)スクアレンで59.5%、セファランチンで52.4%、小柴胡湯では62.0%であった。
3群間において有意差はなかった。
[結論] スクアレンで、極めて有用な補完医療の手段である。
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●スクアレンの有用性<蓄膿症>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~蓄膿症~
スクアレンは蓄膿症にも有効です。
蓄膿症は鼻腔の周囲の骨の中にある大小の空洞(副鼻腔)に膿が溜まる病気で、スクアレンを飲むと同時に額と尾翼、頬骨の下、鼻の下に塗り込んでください。
また鼻孔にたらし込んでください。
すると1週間くらいで通りがよくなり、2週間くらいでひどく臭く色の濃い鼻汁がたくさん出てきて症状がとれていきます。
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●スクアレンの有用性<口内炎>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~口内炎~
口内炎の苦しみは経験した人でなければわかりません。
口内炎は厄介なところには、人によって繰り返されるところにあります。
残念ながら今のところはっきりした原因は分かっていません。
スクアレンは本来炎症を鎮め、粘膜細胞修復作用がありますので口内炎にピッタリです。
ステロイドや他の薬を使う場合は場所的な問題もあっていろいろな制約を伴いますが、その点スクアレンはもともと食品ですので、その人の都合に合わせて適当量を口に含んでいただくだけでよいのです。
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●スクアレンの有用性<痔>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~痔~
酸欠から起こる病気のひとつに痔があります。
患部に直接スクアレンを塗るとよいでしょう。
座薬の表面にスクアレンを塗って挿入するのも有力な方法です。
痔は血流が関与する病気であることから、同時に飲用することで血流が改善され、そうすることによって早くよくなります。
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●スクアレンの有用性<シミとソバカス>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~シミとソバカス~
ソバカスはリポフスチンンとメラニンがくっついてできたものです。
リポフスチンを取り除くことができない以上、ソバカスはスクアレンで治りません。
しかしシミには有効です。
シミは肝臓に関係したものですから、スクアレンで肝臓の代謝が活発化すればきれいになってきます。
シミにはスクアレンだけでなく、肝臓を整えるはたらきをする漢方薬やビタミンE、Cなど併用するとより効果的です。
またスクアレンを塗ることでさらに有用です。
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●スクアレンの有用性<喘息>|活性スクアレン
スクアレンの有用性 ~喘息~
前辻の「酸素分圧試験」でも述べたように、スクアレンを飲むことにより、血中酸素分圧の上昇がみられます。
したがって、呼吸器系の酸欠で起きる喘息などの発作や、その他呼吸器系疾患による苦痛が軽減されます。
またスクアレンは免疫を強化するだけでなく、過剰になった免疫を正常化するはたらきもあるので、このような免疫疾患にも有用とされます。
以上
(『より深くスクアレンの謎を解く』~生命の維持に必要不可欠な物質~)より
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●サメミロンの試験結果|活性スクアレン
スクアレンの試験結果
スクアレンを用いた試験は、in Vitro(試験管内)培養細胞試験、ヒト試験、臨床治療試験など極めて広い範囲で行われています。その一部について以下に概要を紹介します。
(一)in vitro 試験、
1 癌細胞のDNA損傷チェックポイント制御
新潟大学応用生命学 西田浩志、小西徹也 新潟バイオリサーチセンター 池川信夫
癌の放射線治療法や化学療法に対する耐性メカニズムのひとつとして、DNA損傷チェックポイントが挙げられ、チェックポイント活性を制御することで癌治療の効果が高まることがわかっている。
癌細胞の培養培地にスクアレンを添加すると、Wip1と呼ばれる脱リン酸化酵素の発現が誘導された。このWip1がチェックポイント監視因子であるATM(毛細血管拡張性運動失調症原因遺伝子)のはたらきを抑えた()。
このことからスクアレンはWip1の発現を誘導することによりチェックポイント活性を制御し、癌細胞の致死率を上げることがわかった。
(二) ヒト試験
1 血流改善試験
東京KS研究所
健康成人男子5名(36~71歳)から静脈血を採取し、一定血液量(100µⅼ)のフィルター[MC-FAN(Micro Channel array Flow ANalyser)]通過時間を計測した。スクアレンは各被験者とも3mlずつ摂取し、フィルター通過時間の計測は摂取前、摂取1時間、2時間後とした。なお試験前及び試験中の水の摂取は特に制約せず、普通の通りとした。
その結果スクアレン摂取1時間、2時間後とも、摂取前に比べて通過時間は短縮され、1時間後には差(P<0.10)がみられた()。
このことからスクアレン摂取により血流が改善されることがわかった。
(三) 臨床試験
1 慢性胃炎の治療
国立熱海病院 中島修、黒川香 金沢大学生命科学 池川哲郎
慢性胃炎は日本人に最も多発する疾患のひとつである。この疾患は慢性の経過を経た後、胃癌に進展するとされている。
その原因については諸説があるが、近年胃粘膜において増殖するヘリコバクターピロリ菌(HP)が主要な原因細菌といわれ、その対策が種々行われているが、その有効性は不明である。そこで深海ザメの肝臓主要成分であるスクアレンによる慢性胃炎に対する臨床的効果とHPへの影響を検討した。
慢性胃炎と診断された成人25例に対して、スクアレン1日6カプセルを3回に分けて摂取させた。投与期間は6ヶ月とし、その前後で自覚症状の変化、胃内視鏡観察、HPの定量を行い以下の結果を得た。
・自覚症状の改善率ではすべての症状が高率に改善し、特に吐気、嘔吐、腹部の不快感は100%消失した(図4)。
また自覚症状消失までに要した日数は嘔吐、心窩部痛ではいずれも2週間以内であった。
・胃内視鏡では6ヶ月後の累積治癒率は92%(23/25例)であった。HPの消失は全症例で認められた。また血清抗体価も減少の傾向を示した。
胃癌に進展するといわゆる胃炎の発癌原因としてHPの存在が強く示唆されているが、このHPフリーラジカルを産出し、胃粘膜障害を起こすといわれている。スクアレンはこのフリーラジカルの分解または不活性化作用を有することが、これまでの研究によって明らかにされている。今回スクアレンの投与により、胃炎、すなわち胃粘膜障害が改善または消失(治癒)する機序もスクアレンのフリーラジカル消失作用によるものと考えられる。
[結論] スクアレンはHPの発育を抑制し、これらの作用により慢性胃炎および胃潰瘍の改善に最も適した健康食品と言える。
2 慢性C型肝炎の補完医療
日本血液センター 曽根美好 山王病院内科 中島修 日本統合医学研究会 池川哲郎
慢性C型肝炎治療の第一選択薬はインターフェロンであるが、その有効率は30~40%と低く、C型肝炎ウイルスのりょうやインターフェロンの副作用などのために適応し難い例が多い。そこで、小柴胡湯、セファランチン、サメミロンを用いて慢性C型肝炎症例に対して治療した結果を報告する。
慢性C型肝炎症例99例を3群に分け、小柴胡湯、セファランチン、サメミロンをそれぞれ50ヶ月間投与し、この間血清トランスアミナーゼ(ALT,AST)、肝線維マーカー(P?P、?型コラーゲン)、HCV(ウイルス性C型肝炎)-RNAを定量した。
この医療後、次の結果を得た。
・各指標はいずれも投与前値と比較し、投与後には有意に低下した(図5)。しかし群間に有意差は認められなかった。
・有効率(著効+有効)スクアレンで59.5%、セファランチンで52.4%、小柴胡湯では62.0%であった。3群間において有意差はなかった。
[結論] スクアレン、セファランチンおよび小柴胡湯はいずれもHCVによって進展する慢性肝炎→肝硬変→肝癌の過程を抑制するうえで、極めて有用な補完医療の手段である。
(『より深くスクアレンの謎を解く』~生命の維持に必要不可欠な物質~)より一部紹介いたしました。
※小冊子は、店頭でお配りしております。
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